気になる東海地方、南関東地域の房総半島におけるスロースリップ

東海地方

東海沖では、南海トラフ(海溝の1種)でユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込んでいる。浜名湖付近では、2000年から2004年まで、年間1cm程度の速度で長期的SSEが発生していることが、GPSの観測により判明した。当初は、東海地震に関連のある異常、特に東海地震発生の引き金なのではないかとの見方があり、多くの研究がなされた。
結果、東海地方のプレート同士の境界面は通常とは異なることが判明した。東海地方の南東には、伊豆諸島と平行して銭洲海嶺という細長い海底山脈がある。この銭洲海嶺は古くから何度も活動しており、東海地方の地下には沈み込んだ古い銭洲海嶺が何列も存在している。プレート同士が強い圧力によって滑っている境界面では、銭洲海嶺のような隆起した地形があると、海水などの水が堆積物と一緒に地下に沈み込み、そのままプレート同士の境界面を作ってしまう。地下では深く沈み込むに従って圧力が高まるため、堆積物に含まれる水は鉱物内から外に染み出し、鉱物同士の隙間に入り込んで高圧の水となる。これを「高間隙水圧帯」という。水は粘度が低いため、高間隙水圧帯は潤滑油の働きをして、鉱物同士が押し合うプレート境界よりもすべりやすくなる。参考:wikipedia

南関東地域

房総半島東部から千葉県東方沖にかけての領域では、地表にある北アメリカプレートの下で、フィリピン海プレートが太平洋プレートとの間に沈みこんでいる。北アメリカプレートとフィリピン海プレートの境界面では、1983年・1990年・1996年・2002年・2007年・2011年・2014年の計7回、スロースリップが発生した(観測によるものと、事後解析によるものがある)。
2011年3月までの過去30年間に5回の活動が観測され、活動間隔は4年10か月~7年7か月間隔(平均6年間隔)で発生している。スロースリップ発生時にはそれに伴う群発地震が発生しており、スロースリップが誘発したものだと考えている。活動中にはマグニチュード4~5の地震が起こる可能性があり、2007年8月の同現象発生時には最大マグニチュード5.3(16日)、最大震度5弱(18日)となった群発地震が発生している。
2011年10月には6回目の観測となるスロースリップ現象が、過去最短の4年2か月の間隔で観測された。この現象について防災科学技術研究所は、同年3月に異なるプレート境界で発生した東北地方太平洋沖地震の影響で発生間隔が短縮した可能性があるとしている。滑り量は10月26日から30日の5日間で南東方向に約6cmで、放出されたエネルギーはモーメントマグニチュード Mw 6.5 程度と推定された。
2014年1月2日~1月10日の活動では、プレート境界面上の滑りは南東に最大で約6cmと推定されており、それまでの最短だった前回2011年の活動間隔(4年2か月)よりも更に短く、2年3か月で発生した。後日に行われた詳細解析では、ゆっくりとした滑りは12月上旬から始まっていて、12月下旬にかけて徐々に加速した滑りは12月31日から急加速し2014年1月3日に最大になったが1月10日には急減速した。2月1日までに放出されたエネルギーは Mw 6.5 程度と推定されている。
また、1970年に東京湾でM6.5相当、1989年に千葉県中部でM5.9相当のスロースリップが発生した。参考:wikipedia

調査してみますと、色々な箇所で発生しているようです。
スロースリップに関する解析には、測量解析としてよく使われるGPSを元に解析がされるというのが
主流だったようです。

プレート同士が沈み込んでいるような地域では、陸から大変遠いため解析が困難とされていました。
東北大の解析によれば、

スロースリップが起きる際に繰り返し発生するとみられる、ごく小さな規模の地震データを解析することで、スロースリップの活動を推定した

ということです。
今後、解析に伴う研究が推進されることで、
早川氏、村井氏が研究されている地震予測方法として合わせた地震予知ができるように
なるかもしれませんね。複数の予測を複合的に考察してゆくことが、今後の予測精度を補正し合えるようなそんな関係も築いて行けるのではないでしょうか。

今後の研究成果には大変期待したい所です。
最後まで、ご拝読頂きましてありがとうございました。