木村の記事一覧

地震予知学という分野が今年も世間で話題になりました。
地震の前兆・予兆を予知することで、
今後の地震の発生地域を予測しようとするのがこの地震予知の分野です。

そんな分野の日本の地震予知・予測の第一人者の一人が、
東海大学海洋研究所地震予知・火山・津波研究部門長
長尾年恭ながおとしやす)教授であります。

専門は、固体地球物理学、地震予知学、地球熱学です。
研究所は、静岡の駿河湾近くの静岡県清水区。
南海トラフ地震の震源地にもなりかねない地での研究は、
かなり現実味を帯びているのではないかと言えます。

地震予知の長尾氏が予測している、
今後の南海トラフ地震について前回の11月の
福島沖地震以降に語っています。


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地震予知が必須、南海トラフ地震が必ず発生するその理由とは?

2016年は、4月に熊本と11月福島沖でM7クラスの大地震が発生し、
その地震活動は収まる見通しが立っていない。
11月22日、AM5時59分に福島沖でM7.4の大地震が発生しました。
同時に津波も観測され、1.5時間程原発の冷却装置も停止するなど影響が出た。

今後の地震予知に関して
東海大の長尾年恭教授が語っています。

「この地震は、東日本大震災の余震です。東日本大震災では陸側の断層が大きく太平洋側に
動く逆断層型の地震でしたが、それを補正するような形で、
正断層で反対側に動いたのが今回の地震です。
3・11クラスの大規模な地震では、余震は100年続きます。
大切なのは、このような規模の地震は今後まだまだ起こると認識していないといけません」
出典:毎日新聞,
http://mainichi.jp/sunday/articles/20161128/org/00m/040/002000d#csidx363e3a51d0af5a8b0a7d614badcd2f4

気象庁の見解と同様に、
2011年の福島沖東日本大震災の余震であるということ、
当時のとは逆に反対側へ動いたのが今回の地震ということ。
余震は100年継続するとのことですが、
あれだけ大規模な大地震でしたので早急に落ち着くとは思えませんね。

政府が今後の南海トラフ地震について予測確率を
出していますが、それが今後30年以内に70%という数値です。
東海大地震予知の長尾氏は、こうも語っています。

実は今年の熊本地震は、南海トラフ巨大地震のステップを一段上った地震です。
つまり、既に前段階に入っているといえるでしょう。
年単位でいえば予兆という言い方にもなります。
南海トラフ地震の20年から10年前になると、
西日本の内陸で地震が増加します。熊本も鳥取もそれに該当するのです。
出典:毎日新聞,
http://mainichi.jp/sunday/articles/20161128/org/00m/040/002000d#csidx363e3a51d0af5a8b0a7d614badcd2f4

熊本地震がそもそもの南海トラフ地震の引き金になった可能性があるという
見解です。熊本があって鳥取もあったということですが、
九州には断層も多く、特にその断層が集中しているとされている
中央構造線上沿いの地域(南海トラフ地帯)は特に注意が必要とされています。
今後20年、30年で南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくはない
状態に既に突入しているという状況とも言えそうです。
九州、四国地域などは灘と呼ばれる地帯も多くあり、
過去にも巨大地震が発生した例も多くあります。
(日向灘地震など)


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南海トラフ地震を含め今後の巨大地震は活断層、プレート、火山など様々な要因で発生し得る!

地震予知の長尾氏についで、
東北大災害科学国際研究所の遠田晋次教授も語っています。

国内には2000以上の活断層があります。そのため、数年に1度はどこかの活断層が動き、直下型地震が発生します。そのときは、断層の近傍の、地盤が悪い地域に被害が集中します。活断層が密集し、揺れやすい地盤の関西と中京圏は要注意です。首都圏も油断できません。活断層もありますし、太平洋プレートとフィリピン海プレート、陸側プレートの三つがひしめきあっていて、さまざまなタイプの大地震が起きます。M8クラスの地震が起きる可能性もあります。
出典:毎日新聞,
http://mainichi.jp/sunday/articles/20161128/org/00m/040/002000d#csidx363e3a51d0af5a8b0a7d614badcd2f4

ここの他に、直下型活断層を保有している
仙台や金沢、富山、広島、福岡などの地域も警戒するように
警鐘されています。
北陸の金沢、富山は地震は少ないです。
実際に筆者も住んでいたことはあるのですが、
東京にいた頃と比較すると歴然で地震の「地」の字も感じないくらいでした。

その北陸も、最近は活動が活発化してきていると
いうことです。
決して大きくはない地震ですが、直下型活断層
を保有しているためいつ大地震が起きてもおかしくはないようです。

M8クラスも発生する可能性があるということで、
M7クラスの地震も起きたらそれ以上はないということはありません。

世界的に見てもニュージーランドでは12月にM7.9
の大地震が発生しています。
日本も例外ではなく、このクラスの地震は実際に
発生する可能性は十分あると考えるべきですね。


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地震予知の長尾氏と木村氏も語る火山からの影響とは?いつになる、富士山噴火はもう間近?

地震予知の長尾氏についで、
琉球大の木村政昭名誉教授は火山活動に焦点をあてて
地震予測の研究を進めておられます。
特に、日向灘沖の地震と火山の関係に警戒をされています。

「熊本地震によって日向灘で近い将来、大規模な地震が起こることが考えられ津波に対する警戒が必要です。それとともに、浅間山や三原山、桜島、阿蘇山などの噴火もあると考えられます。火口近くにマグマ頭位が存在するためです。」
 マグマ頭位とは、地下のマグマの先端部分のこと。それが火口に迫っているというのだ。
出典:毎日新聞,
http://mainichi.jp/sunday/articles/20161128/org/00m/040/002000d#csidx363e3a51d0af5a8b0a7d614badcd2f4

地震予知の長尾氏は、南海トラフ地震で発生する可能性の高い
富士山噴火による影響も懸念。

「富士山は人間でいえば20歳と若いので、今後必ず活動が活発化します。
私たちは近い将来、間違いなく富士山の噴火に遭遇するでしょう。
そうなると、羽田や成田などの空港、新幹線、東名高速なども使えなくなる。
それが数カ月続くと非常に大きな影響が考えられます。

東海地方で大規模な地震が発生後、
1カ月半から2年以内に富士山は噴火している例がほとんどだという。
もし巨大地震と富士山噴火が重なった場合、甚大な被害が予想される。」
出典:毎日新聞,
http://mainichi.jp/sunday/articles/20161128/org/00m/040/002000d#csidx363e3a51d0af5a8b0a7d614badcd2f4

筆者は、富士山が噴火した場合、
首都圏への影響も甚大と見ています。
粉塵がネットワーク回線などへ入り込んだ場合、

・電力供給が遮断される
・PC、サーバが稼働できなくなりインフラがストップ
・ATMも使えなくなりお金が引き出せない

社会へ与える影響は果てしないです。
特にお金が引き出せなくなる可能性は十分考えられますので、
富士山噴火の際は真っ先にお金をおろしておくというのは
1つ手なのかなと思います。

電力が復活しなければクレジットも使えません。
電力が復活する間、現金が物を買う手段です。
ですので、水、ガス、食料などの備蓄は
徐々に開始することで現金不足による食糧難に
陥らない手段ではあります。

もしもに備えた計画を始動させることが
我々にできることではあると思います。

地震